2000年４月分
00/04/30
--------尾瀬に行ってきたのだが、滝を見てすげーと言ったとか、湿原の木道をのそのそと歩いたとかしか書くことがない。オルゴール館では同行の女子が手に取るオルゴールのねじを次々とやたらめったら巻いていたとか、どこの男子トイレもおばさんでいっぱいとかいうこともあったのだが、取り立てておもしろかったり人生の機微を感じたというわけでもなかった。ましてや群馬の南部を桜前線通過中とか、水芭蕉の見頃はあと２週間くらい先とか、普通の観光情報を流しても仕方がない。
胸に希望を、くちびるに歌を、腸にうんこを！
脈絡もなくうんこで落とす。僕の伝家の宝刀。最近またちょっと抜き過ぎ。
00/04/29
--------この文を書いているのが４月28日の夜。寝て起きたら僕は、「尾瀬・大清水湿原 ミズバショウと吹割の滝」に出かけることになっている。4980円のバスツアー、ピクニック弁当付きだ。
学生の頃の友達に旅行に誘われたので適当に返事をしておいたら、こういうことになっていた。前にも同じようなことがあった。一緒に行くのは女子なのだが、やはり彼氏持ちというのも前と同じ気がする。
ハーブ園やオルゴール館にも寄るらしい。これも定番だ。
今日のコラムはおもしろいのだろうか。でもこの話を上司にしたら笑っていた。
笑わせたというより笑われた。何かを削って勝ち取る笑い。
00/04/28
--------歌舞伎町を歩いていたら、客引きのお兄さんに「はい、乳首ひねり放題」と声をかけられた。と、自分では思っているのだが、同行していた人は「はい、乳首つまみ放題」と言われたと主張している。
どちらが真実かは藪の中なので追及するには値しない。しかし、ひねることとつまむことの差異を検討する必要はある。
よく考えてみると、ひねることにはつまむこともセットになっていることに気づく。つまんだあと、手首を回転させるという運動が加わるのだ。つまむそしてまわす、それがひねる。これが乳首ひねり放題の魅力だ。
同行していた人は声をかけられて「頭の中が真っ白になった」と言っているが、私は真っ白ではなく、いろいろと具体的なことを考えていた。
00/04/27
--------昨日のコラムで書いた居酒屋の呼び名、実は「白木ストアー」だけはちょっといいな、と思っていた。ひなびた個人商店という雰囲気がその名前から漂ってくる。
そういうこともあって、インターネットタウンページで検索。広島県と福岡県に白木ストアーは実在することがわかった。前者が食料品店、後者が日用品雑貨店。業種のカテゴリとしても期待通り。
「今日の飲み会、白木ストアーっすよね！」。そんなとんち者を自己演出。
１人東海道新幹線に飛び乗る私。おごそかに実現されるとんち。
広島に着いても、「あれー、みんないないなあ。もしかして福岡の方？」と、まだ気付かないふり。
00/04/26
--------居酒屋「つぼ八」のことを「つぼエイト」と言ってる人がいた。
そんなユーモアはどうだろうと思いつつ、他のチェーン系居酒屋にも応用してみる。
「北の家族」 → 「北のファミリー」 「魚民」 → 「魚ピープル」 「白木屋」 → 「白木ストアー」 「養老の瀧」 → 「養老のフォール」 「やるき茶屋」 → 「やるきカフェ」 予感していた違和感は的中していたようだ。「ユーモアのある人」っぽさがにじみ出ている。
でも職場などで、どうも波長が合わないと感じている人に使ってみたらウケるかもという気もする。とすると、ウケる人は意外と多いのかもしれない。「今日の飲み会、白木ストアーっすよね！」。そんなとんち者を自己演出。
また僕の孤立感を強調するコラムとなった。
00/04/25
--------うんち占いというのを考えた。うんちの色で占うのだ。
☆黄色うんちのあなた☆…胆汁の中のビリルビンという色素が強まっているようですね。これは自然なことなので、健康な証拠と受け取って大丈夫です。
☆赤うんちのあなた☆…よく見てもそれがトマトやにんじんでないのなら、それは血便の疑いが濃厚。うんちのまわりが赤く染まっているようなら、肛門近くからの出血と考えられます。
☆黒うんちのあなた☆…黒は胃や十二指腸からの出血のあかし。鼻血を飲みこんだときも黒うんちの場合がありますが、緊急の場合もあるのでうんちおむつを持って病院へＧＯ！
☆白うんちのあなた☆…はっきり言って、病気です。ロタウイルス性下痢症や胆道閉鎖症の疑い。特に後者はやばい病気なので、めずらしがって喜んでいる場合ではありません。
☆緑うんちのあなた☆…ビリルビンが酸化しただけの色ですので、心配いりません。もし緑の正体があまりにも形のはっきりしたブロッコリーなら、もっとよく噛みましょう。
☆茶色うんちのあなた☆…離乳食を卒業し、食べ物が大人に近づいたのでうんちの色も大人に近づいてきました。おむつを投げ捨て、街に繰り出しましょう。(※参考文献「うんち大図鑑」)占いではなく、健康チェックだ。コラム始まって以来のためになる知識。
うんち大図鑑についてはもっと書きたいことがあるのだが、さすがに３日続いたので今日で１回封印しようと思う。
すぐに解けそうな封印。ゆるゆるの封印。
00/04/24
--------もうエロ本はけっこうフランクに本棚に立ててあったりするのだが、「わたしの赤ちゃん」は家族に見つかると様々な方向に誤解されかねないので、引き出しの奥にしっかりとしまった。
うんち大図鑑、先に書いたとおり昨日は満腹時に見てしまったので、今日は空腹時に見てみる。
メンマうんちの写真には「まるごと！！ ＷＡＯ！」といった文字が写真に重ねられていて、編集者も仕事を楽しんでいる様子がうかがえる。しかし、なにか引っかかるものを感じはしないだろうか。
うんちを提供してくれた赤ちゃんの写真と名前も掲載されているのだが、それにしても赤ちゃんにメンマを食べさせるのはやっぱりおかしい。本当に見事なほど丸ごと出てきているのも不自然だ。
メンマうんちやらせ疑惑。一体何の目的なのか。
やらせだとしても、メンマという食材を選んだセンスはいいと思う。
00/04/23
--------「わたしの赤ちゃん」という育児雑誌を買ってきてしまったよ。
だって表紙に「第１付録 肌トラブルとうんち大図鑑」って、でっかく書いてあるんだもん。立ち読みで済ませるべきだという意見もあると思いますが、ひもで縛ってあったことをお伝えしておきます。
今、その付録を開いているところなのですが、とてもドキドキしています。付録前半の肌トラブルの部は軽く流し、いよいようんち見くらべ図鑑の部に突入。
…おわー。
はっきり言って、おもしろ半分で見るものじゃありません。色とりどりの彼ら、さっき食事をしたばかりの私には、かなりヘビーに迫ってきます。本気ですごいっす。
38〜39ページは「食べた物がうんちに出た！」。丸ごと出ているメンマがはっきりと確認できます。
00/04/22
--------「27歳、積木くずし真っ盛り」というフレーズを思いついてしばらく経つのだが、使ってみたいと思っていてもなかなかそういう状況にならない。
自宅住まいなので、やってみようと思えばいつでもできる。
・ 「トイレに新聞を持っていくな！」と、父を殴る。
・ 「風呂から上がったらパンツを替えろ！」と、父をひっぱたく。
・ 「こたつで屁をするな！」と、父を蹴っとばす。
・ 「体を洗わずに湯船に入るな！」と、父の首を絞める。
・ 「痰を口にためるな！」と、父を刺す。父が死んでしまいそうだ。
それに、積木くずしというより、父の悪口大会の様相を呈してきている。いまさら酒を飲んだりたばこを吸ったりしても積木くずしにならない。もう無理なのか。
00/04/21
--------すっかり忘れていたが大学生の時、中学校に教育実習に行ったことがあった。最終日に生徒からもらった寄せ書きの色紙が本棚に刺さっているのをみつけて思い出した。そのときは自分なりにがんばったはずなのに、まったく記憶に残っていない。
内容を読んでみると私は古典の授業をしたらしいのだが、全然細かいことが思い出せない。たかが５年前のことなのに。どうも徒然草を教えたようだ。そう言われてもなあ。
寄せ書きを読んでみると、41人中６人が｢眠かった」とか、それに類することを書いている。
「はやく彼女つくりなさい！」とかも書かれている。
生徒とのふれあいとか実習の達成感とかはまるでなく、ただ打ちのめされた感じだけが残る。
00/04/20
--------・ 僕の弟は、「食いしん坊バンザイ！」といってつまみ食いをする。
・ 母がテレビでラッキィ池田を見て、「この人、踊りながらダンスしているねえ」と言った。
・ 酔っぱらいがタクシーを止めようとして、「ヘイ！セクシー！」と言ってるのを見かけた。
・ 近所の床屋の値段表の最後のところに、「血が出たらタダ」と書いてある。
･ 学校の検便に犬のクソを提出したので、その結果が楽しみだ。昔、ファミコン通信という雑誌の小ネタコーナーに投稿して掲載されたネタを列挙してみた。
共通しているのは、言っていることが全部嘘だということだ。
そういうことばかりを考えていた17歳の頃。
あれから10年経ったのか。
00/04/19
--------「郵便受けに汚物」
朝食をとりながら読んでいた新聞にあった、ストーカー事件の見出しだ。３回くらい音読してしまった。郵便受けに、汚物！
もしかしたら友達の少ない私となかよくできた人だったかもしれないのに、尾根の向こう側に落ちていってしまった感がある。改めて自分が歩いている道が険しく細いということを、今回のことで確認した。
汚物はラップやアルミホイルにくるんであったそうだ。これならレンジやオーブンにもそのまま入れられる。
母に毎日うんこしてるのか聞いてみたら、「２回くらいしてるよー」とのこと。これからも健全な汚物トークを展開していきたい。
00/04/18
--------「真心ブラザーズ」と書いてあるのを読んで、頭の中で「それがーいちばん大事ー」という歌が流れ始めてしまった。それは大事MANブラザーズバンドだ。
負けないこと
投げ出さないこと
逃げ出さないこと
信じぬくことそういうことの大事さを訴える歌だったと思う。苦手なことばかりだ。
大事MANブラザーズバンドと書いてあるのを目にすることは、これから先ほとんどないと思うが、真心ブラザーズを目にしたり耳にしたりするのはこれからもしばしばあるかと思う。
その度に「それがーいちばん大事ー」が思い浮かんできて、嫌な気持ちになるかと思うとつらい。
00/04/17
--------最近どうも体重が増え気味なので、食事を腹いっぱい食べないように心がけている。おなかが空いて我慢できないときも、おやつはカロリーの低いものにしている。
そういうわけで、スーパーでおやつ用のさしみこんにゃくとところてんを購入。パッケージによると、さしみこんにゃくは重量の98.2％が水分、ところてんも96.7％が水分であるということがわかった。私にとっては驚愕の新事実、これではうんこに還元されない。
なんてやる気のない食べ物たちなんだろう。なかよくやっていけそうだ。
甘いものが好きな私であるが、これらを買ってきたスーパーが優れているのは、ケーキ売り場の店員がものすごく太っているという点だ。甘いものを食べたいと思っても、反面教師の実例がケーキを売っている。売り上げに影響しているのではないか。
やっぱりこんにゃくと一緒にがんばっていこうと思う。こんにゃくだけ食べ続けていたら、３日目くらいからうんこ出なくなるかもしれない。
00/04/16
--------この間、『ランク王国』といういろいろなことをランキングにして紹介する番組を見ていたら、若い女性を対象にした「おふろで何をしていますか？」というインタビューの第９位がおしっこだった。
おわー、という感じだ。
日頃うんこだのしっこだの騒いでいる私ですら、子供の頃以来浴室での放尿はしていない。
本を読むとか歌を歌うなどが上位にランクされる中、９位というランクは相当高いのではないかと思う。行為の特性上、ほんとはやってるくせに隠している人がいそうだからだ。うんこについてのメールをいただくのは、実は女性からのものが多いのだが、こんなことを書くとまた「私も出してます！」とか来るのだろうか。写真が添付されていたりしたら、別世界に突入してしまいそうだ。
私も久しぶりにたちこめる湯気の中チョロチョロと出してみようか。
小さく深呼吸。
00/04/15
--------いくら丼を食べた。
あまりにも完璧な球形をしたいくらだったので、箸でつかんで皿の上に落としてみると、落とした高さの半分くらいまで跳ね返ってくる。これが人工いくらの躍動感だ。
口に入れて食べてみると、パチンパチンと勢いよくはじける。飛び出す魚卵エキスはすっきりとした喉ごしで、嫌みなく流れ落ちていく。こういうものを出されたら複雑な気にもなってくるが、生ハムメロンにいまだなじめない私には本物のいくらなんてまだまだ贅沢なのかもしれない。
キャビアは食べたことがないが、食べたら吐くんじゃないかと思う。
00/04/14
--------朝食に頭脳パンを食べた。
頭脳パンとは何か？ 多くの方はご存知かと思うが、念のため書いておこう。パッケージからの抜粋、「ずのうパンとは頭脳粉で作られたパンです」。強調もこの通りに、そう書いてある。
頭脳粉。なんだそれは。食べて平気なのか。
だが、裏の原材料名欄を見ても頭脳粉とは書いていない。普通に「小麦粉」と書いてあるだけ。他の原材料にも頭脳っぽいものはなく、謎は深まる。頭脳食パンという商品がシリーズ展開されているという話も聞いたことがある。
パッケージには強調もこのままで、「ずのうバンを毎日食べてよく勉強して優秀な成績をあげてください。」とも書いてある。うるせえよ。
たしか昔のパッケージには「Brain Bread」とも書いてあった気がする。
00/04/13
--------私が埼玉大学に通っていたということは、もうネタの１つとしてしまっていいんじゃないかと思う。埼玉にある大学、それが埼玉大学。
大学の近くにはダイクマというディスカウントストアがある。ローカルな話になって申し訳ないが、いつも金太郎の歌のインストゥルメンタルバージョンかBGMにかかっているような店、といえば大体の雰囲気は伝えられるかもしれない。
先日ダイクマに行ったら、「埼玉大学ご入学おめでとう」とのポスターがいくつもはってあった。すすけ具合からして毎年使いまわしているんだろう。きっと私が入学したときにも祝福してくれていたんだと思う。
ポスターには「新生活のスタートをダイクマが応援します」との文字も。
ダイクマに応援されるキャンパスライフ。
この味わいが伝わるかどうか不安だ。
00/04/12
--------高原の風景を思い浮かべていた。
いつもと違う車両に乗ってしまったからだろう、ふだん使っている通勤電車がこんなに混んでいるとは知らなかった。
次の駅でもさらに人が乗り込み、身をよじることすらできない状態に。気がつくと、前にいる若い女性のおしりにぼくのいんけいがフィットする形になっていた。もはや抜き差しならない状況、こんな場面で無駄な元気が発動してしまったら申し訳が立たない。舞台は自分なりのアルプスだったと思う。
雪を冠した山が遠くに見え、手前には輝く緑の芝に子ヤギがたどたどしく歩いている。陳腐だと言われても、私の全力のアルプスだった。
しかしうなじは意に反して迫り来る。男としては喜ぶべきなのに、朝からこんな努力。目をつぶって、高原の風景を思い浮かべていた。
00/04/11
--------使っているマシンのファイルの整理をしていたら、「適当.txt」というファイルがあった。更新日時は数日前なのだが、何のファイルなのか見当がつかない。
エディタで開いてみた。全文を掲載しよう。
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うんこ
うんこ
うんこ
うんこ
まきぐそ
ちんこ
うんこ
---なんだこれは、と思ってしばらく考えて思い出した。
先日ダウンロードした、テキストファイルを音声で読み上げるソフトのテストに使ったのだ。こんなことをしたことはすっかり忘れていた。愚か者が生きる速度は意外と速いのかもしれない。ソフトの性能があまり高くないのか、ちんことうんこはほとんど同じように聞こえた。
00/04/10
--------相変わらずうんこ礼賛のメールをしばしばいただいている。
先日もらったメールでは「うんこ炸裂のコラム」との言葉をいただいた。
うんこ炸裂。道にたたずんでいるうんこに爆竹を差して遊ぶ。そんな感じだろうか。意外なことに私はやったことがない。
そんなこんなで27歳、うんこに爆竹をしかけるタイミングはもう逃してしまったかもしれない。そもそもからだの一部があんなに大きく割れているというだけで楽しいのに、その中心に穴が開いているなんてどういうことだろう。そしてそこからくさくて茶色いものが出てくるなんて、どうにかなってしまいそうだ。
やあどうもと出てきたら、水の世界へさようなら。桜が散るよりはかない命。
これが日本人の心を動かしてやまない所以だ。春ですね。
00/04/09
--------たまっていたエロ本を捨ててきた。半年に一度の反省会。さらば青春、僕の小さなカタルシス。
ビデオも返してきた。ちゃんと期限内に返却できて満足している。以前借りたB'z のビデオはうっかりして２日も延滞してしまった。全部で1000円ほど払った訳で、乳首１つあたり500円もかけてしまったことになる。
今日返したビデオはレンタル１本100円キャンペーン中に借りたものだったので、乳首１個で50円だ。これは安い。
よく考えたらB'z は２人組なので、乳首４つで1000円。１個250円だ。これなら納得。
00/04/08
--------床屋に行って３日目。
この店、以前は「青春の情熱を燃やそう」と極太の毛筆で大きく書かれた紙がはってあった。だが、「シャンプー入りまーす…」という掛け声は消え入るように小さかったし、時にはもみあげの長さを左右違えて切ってくれたりもした。
情熱なんか全然燃えていないし、それでよかった。団しん也とエド山口に似ている店員がいるところからして、情熱は似合わない。はり紙はいつの頃からか３２６のイラストポエムに変わり、さらに今回行ったら誰だかわからないヘタウマ毛筆詩になっていた。
今回のカットはエド山口。顔剃りは初めて見る金髪ロンゲのおねえさん。風貌にそぐわぬハードなシェービングで、翌日まで痛かった。
今になって情熱が燃え始めたか。これだから情熱は嫌だ。
00/04/07
--------おととい、「うんこはロマンだ」と書いた。
うんこはロマンだ。
うんこはマロンだ。ロマンとマロン。言い尽くされてきたことであるはずなのに、うんこと組み合わせることで、どうしてこんなにすばらしくなるのだろう。
お手元にマロンのある方はぜひよく観察していただきたい。詳しい描写は避けるが、見れば見るほど先に書いた言葉の真実が感じられるのではないだろうか。あいにく私の手元にマロンはないのだが、頭にマロンを描くだけで元気が湧いてくる。
「うんこはマロンだ」はすばらしいし、その逆である「マロンはうんこだ」も、また真実だろう。そう言えばケーキ屋にあるモンブランはそんなたたずまいだ。
でも主体がうんこである前者の方がより輝いていると思う。
00/04/06
--------さっきまで渋谷のアンナミラーズにいた。
29歳と27歳の男同士で向かい合ってパイを食べた。パイを食べる前は、29歳の人はスパゲティミートソース、私はカレーを食べた。無断でこんなことを書くのは悪いのだが、２人ともばかだと思う。
「あの制服、その手の店では10万近いらしいですよ」
「ピンクとオレンジは気分で決めていいんですって」
「店員同士は下のなまえで呼び合うことになってるそうですよ」
そんな会話がぽつぽつと。なんかキワキワだ。一見、２つ若い27歳の私のほうがまだセーフなのではないかと思われるかもしれない。だが、29歳の人は妻帯者なのだ。こんな状況に置かれてはいても、家に帰ればワイフが待っている。そんな余裕がにじみ出る。
２人ともキワキワだとは思う。でも僕の方がキワキワ。
さっき書いたのは会話ではなくて私が一方的に知識をひけらかしていただけ。
00/04/05
--------昨日のコラムにうんこの話を書いたら、それはどうだろうという指摘をメールで２通いただいた。両方とも女性からだ。すごい、すごい！
教えていただいたことを列挙してみる。
・ excrement や evacuation はうんこというよりも排泄物よ。
・ 「shit」「stool」「poop」といった語のほうがよりうんこなの。
・ アメリカ人の子供も poop,poop と連呼しているよ。
・ 知り合いのアメリカ人は子供の頃日本のデパートで「shit!」と叫んでいたらしいわ。
・ うんこはロマンだ。「うんこはロマンだ」以外は初めて知ることだった。
わーい、プーププープ。
00/04/04
--------私のコラムを翻訳ソフトにかけ、英訳したものを送っていただいた。
今回のことで遅ればせながら、うんこのことを「evacuation」あるいは「excrement」と言うことを学習した。エヴァキュエーション、エクスクリメント。なんだかかっこよさげではないか。(ex.「今出してきたエヴァ、すばらしかったよ」)
だがしかし、エヴァキュエーションエヴァキュエーションと連呼したところで楽しい気持ちになるだろうか。実際やってみたが、ちっともなりはしない。うんこうんこなら確実に楽しい。
でも、エヴァキュエーションエヴァキュエーションと本格的な発音で連呼する外国人の子供を見てみたいとは思うし、ウンコウンコと連呼する外国人の子供もやはり見てみたい。だからどうしたこのバカ野郎。
00/04/03
--------友人とドリアンを食べた。
割るまではとても楽しみだったのだか、自分の分を取り分けられて口にした瞬間、楽しい集いはがまん大会に。でも私が口の中のものをどうしようかと真剣に戦っている間も、向かいに座っている２人は談笑しながらぱくぱくと食べていて混乱。
帰途、駅でうんこをしたら、なぜか嗅ぎ覚えのあるにおいが。そうだこれはドリアンの匂いだ。
いつものうんこなのだが、なんだかドリアンっぽい匂いがする。そう感じたのはあくまで気のせいなのか、それとも本当に影響しているのか、あるいはそもそもドリアンの方がうんこくさいのか、どうなっているのかわからない。
そして電車に乗ってからもなんだかドリアンくさい。
隣に座っている人から漂ってくる気がするが、そんなはずはない。きっと自分のパンツに少しこびりついているのだろう。と、言い聞かせつつも、やっぱり隣から匂ってくる気がしてならない。ああ、もうなにがなんだかわからない。ドリアン幻想ドリアン迷路。
00/04/02
--------好きな食べ物はなんですか？ カレーは別格として、僕はおすしと牛肉とスブタです。
そして、それらの食べ物が好きな刑事を思い浮かべてみる。
「やつを追え！おすし！」
「どうだ、もう慣れたか牛肉」
「おいスブタ、手錠わすれんなよ」好きな食べ物で呼ばれる捜査一課。
ある日、１人の新人が配属される。
「おうみんな、今日から入ったフォアグラだ。面倒見てやってくれ」
新人なのにフォアグラ。確かにぷくぷくと健康そうに太っていて、肌のツヤも若々しい。「おいフォアグラ、弁当買ってこい」
フォアグラに昼食を買ってこさせるスブタ。フォアグラに張りこみや尾行の基礎を叩きこむスブタ。スブタ好きであることの葛藤。
00/04/01
--------タッチパネル式の自動券売機、私はいつも反応が悪い。
はじめは普通に人差し指で押してみるのだが、まず反応しない。親指でぐいーっと押したり、３本くらい指を使ったりしてやっとちゃんと押せる。生きているエネルギーが足りないのだと思う。
様々な工夫をこらして反応させ、やっとのことでお金を入れる段階に進むのだが、パネルを押すことに集中していた私はお金をすぐに出すことができなかったりする。もたもたしていると「お金をお入れ下さい」と券売機がしゃべる。なんでいつも妙にでかい声なんだろう。まるで私がお金を持っていないかのようだ。
切符を買うだけでこんなにヘコむ。書いているうちにだんだん頭に来たので、今度買うときにはお金を入れたら取り消しボタンを連射してみようと思う。
自動券売機にバカにされる生活はこれからも続きそうだ。