2001年２月分
01/02/28
--------ジオシティーズという無料ホームページサービスがある。ただの分ページに広告のバナーが入るというわけだ。
私が毎日見に行っている日記のページにもジオシティーズのものがあるのだが、日記を楽しく読んでもバナーに「君だけのロックを探そう！」などとあると、なんとも言えない気持ちになってしまう。音楽にあまり詳しくない私にそう言われても。
それでもがんばって自分だけのロックをイメージしてみる。
・ がなり声で歌う
・ 歌詞がやけくそ
・ 乳首が露出している
・ １人太りぎみがいる
・ 休みがち僕だけのロックになったかどうかはわからないが、自分としては満足している。
01/02/27
--------駅に置いてあったＪＲの旅行パンフレットをもらってきた。
表紙に「魚沼産コシヒカリプレゼント！！」と書いてある。そして注目なのは、大きなその見出しの上に「イベントに参加しても！しなくても！」とあることだ。「しなくても！」、と「！」マークで強調してあるのが新しい。イベントは避けて米だけもらいたい。
どんなイベントがあるのかパンフの中身をよく見てみた。
・ 茅葺きの里見学
・ かまくらづくり
・ 野鳥こけしづくりイベントという言葉の響きだけで敬遠していたが、これなら私も参加できるかもしれない。
01/02/26
--------「アンパンマンって友達少ないんだよねー」と言ってる人を見かけた。主題歌に「愛と勇気だけが友達さ」という一節があるのを受けての揶揄だ。
とんちが効いてると思ったこともあったが、もうこの言説は聞き飽きた。
だいたいアンパンマンのことをバカにできるくらい友達づきあいに自信があるというのか。きみが友達だと思っている相手は本当に友達なのか。ただ遊んだり飲んだり、上辺だけの関係を友情や人間らしいつながりとでも思っているのか。だとしたらその根拠はなんなんだ。
アンパンマンの立場に立って、逆に考えてみればいい。
どんなに孤独な時だって、愛と勇気が心の中にあるならば何が足りないと言うのだろう。愛と勇気さえいつでも友として寄り添ってくれているならば、どんな逆境でも僕らは歩いていくことができる。
アンパンマンとの「友達少ないつながり」を表現したかったのだが、言いたいことがずれてきた。
01/02/25
--------松阪牛の食べ放題に行った。昨日は生まれて初めてフォアグラを食べたりもしていて、栄養という意味では私にとって特別な２日間だった。供給過剰でむしろ体調が悪くなってしまいそうだ。
肉に対する思い入れが急速に減退しているのがわかる。
そんな風に思っていると、同行の人から「おみやげにもらった肉はどんなでしたか？」と問いかけられるメールが。一緒にあれだけ肉を食べたのにまだ肉への思いが尽き果てていない様子に、私も襟を正される。
ではこれからうどんを煮て食べようと思います。
01/02/24
--------帰りの電車の中でバナナを食べているおっさんがいた。50歳台半ば、かなり疲れて帰宅途中という感じ。ドアの脇に立って黙々と食べる姿は、相当腹へってるんだろうなと思わせる。
ただ、それだけではない思いが飛び交うのもその光景だ。
みんな心の中で「バナナ食ってる…」って思っていて。でも誰も口には出せなくって。みんなバナナが気になってしようがない。チラチラと目をやるけど落ち着かなくて。気づかれないように、窓に映るバナナを見つめていた人もいたりして。
埼玉に向かって走る電車の中で広がるバナナの甘い香り。
鏡ごしにバナナを見つめる目が他の乗客と合ったりして。気まずくなって目をそらして、バナナそのものよりもバナナの栄養のことを考えていたんだ、なんて言い聞かせたりして。
01/02/23
--------コアラはユーカリの葉しか食べないことでよく知られているが、そのためコアラのうんこはユーカリの香りがほんのりと漂っているそうだ。
植物の葉だからきっとそれはうっすらよい香りでもあるのだろうが、ここではあえて「そういえば人間も肉ばかり食べているとうんこがくさくなるよね」という、コアラの例とは少しずれた通説を確認してみたい。
そして、コアラの赤ちゃんはおっぱいを飲まなくなったあとしばらく、お母さんのうんこを食べるのだそうだ。うんこ離乳食、かわいい顔してスカトロか。
この話はコアラがつっぱしっているので、人間に例えるのは困難だ。
01/02/22
--------Google という検索サイトの性能の高さに驚いている。
キーワード
件数
牛肉 212000 豚肉 64800 鶏肉 48700 試しにいろいろな肉を検索してみるとご覧の通りの結果に。牛肉の件数が圧倒的に抜きん出ている。まさにけた違いの人気、人々がどれだけ牛肉に関心があるかがわかる。
それでいて「牛肉気分」「牛肉まがい」「牛肉気取り」を検索してみても、いずれも１件も出てこないというのがまたすごい。牛肉人気ゆえに偽物がまかり通っていると思ったのだが、逆に牛肉に対する人々の真摯な姿勢が浮き彫りになった。
先行き不透明なこの国だが、牛肉モラルが守られている限りなんとかなりそうな気がする。
そして「牛肉まがい」で検索すると、唯一見つかるであろうページになれたのがとてもうれしい。
01/02/21
--------アサヒ飲料の「十六茶」が先日リニューアルされた。これで３代目だ。しいたけ復帰ならず。
初代から２代目に変わった際、いくつか原料の入れ変わりがあった。ゴマの新規投入と共に気になったのが、しいたけの脱退。食べ物として好きなのはもちろん、たたずまいとしてもひかれるものがあるしいたけがはじかれてしまった。
このかなしみはなんだろう。しいたけを受け入れない人もしばしばいることについて、知らず知らず自分を重ねていた部分もあるのかもしれない。
今回のリニューアルでの復活を期待していたのだが、原料にしいたけの４文字はなかった。
が、それでこそしいたけとも言える。若者に人気のドリンクにしいたけはふさわしくない。オファーがあってもしいたけの方が断ったはずだ。
01/02/20
--------「たま」というバンドが昔流行った。
たまのランニングの人が着ているランニングは、特注なのだそうだ。確かにあの人はちょっと太っていたとは思うが、それにしてもサイズがないほどではなかったのではないか。それもそのはず、特注の理由はサイズではなく、汗をかいても乳首が透けない仕様にするためだとのこと。
失礼ながらそういうことはどうでもいいと思っている人なのではないかと感じていた分、小さなおしゃれへの感動は大きい。
あとは突起の立体感をどうカバーするかだ。
本日火曜日はトラベル@niftyの「たそがれ行き止まりだより」更新日です。よろしければご覧下さい。
01/02/19
--------知人からクール宅急便が届いていた。
内容はハムとスモークチーズ。時節柄かチョコレートも２粒ほど添えられていた。肉・チーズ･チョコ。おいしさという意味でも圧倒的な栄養という意味でも、身震いがしそうな取り合わせだ。
願わくばチーズはスモークチーズという高級な感じがするものではなく、私が慣れ親しんでいるプロセスチーズだったならと思ったりもする。そう思いながらチーズのパッケージを見ると、「種類別：プロセスチーズ」とあるではないか。
勝手に無理目のチーズだと思いこんでいたスモークチーズは、プロセスチーズにカテゴライズされるものだったのか。スモークチーズは知らないうちに僕のフィールドに降りてきてくれていたのだ。
逆に僕の方が意識しないうちにスモークチーズを克服していたとも言える。栄養グランドスラム。
01/02/18
--------うんこ豆知識としたい。
以前こんな話を聞いた。ウォシュレットつきのトイレで用を足す際、うんこが肛門から３センチほど顔を出した時点でストップさせる。そして乾燥用の送風スイッチをオン。どういうことが起こるかおわかりになるだろうか。
うんこを経由してきた熱風が股間をスルーし、それはすごいことになった空気が個室いっぱいに広がるという現象が起きるのだ。
いつか空気が黄色くかすむおならを出したいとずっと思っていたが、これはそれにかなり近いことだと言える。
01/02/17
--------スーパーの鮮魚や精肉コーナーの裏方として仕事をしていたことがある。
新入社員が切った魚のパックを見て、先輩社員が叱りつける。
「こんなものお客さまに出せるかーっ！」
怒声と共にパックを床に叩きつける。横でヒエーと思いつつ、仕事に対する厳しさに背筋が伸びる思いも感じていた。もちろん、精肉コーナーでも同じような光景を目にすることはあった。
床でひしゃげた肉を見て心の中で思う、「肉に罪はないのに…」。
魚の時には感じなかったやりきれなさ。
01/02/16
--------居間の机の上に、昨日書いたチョコレートのしおりを発見。どうやら父も同じメーカーのチョコレートを会社でもらってきたらしい。父もロスのビーチの描写を見せつけられていたのか。奇妙な偶然に、子供のころ父と行った海の思い出がよみがえる。
そこまで行ったらやばいだろうという沖合いの高波に浮かぶ、浮き輪につかまった父の姿。
子供心にこれはまずいと確信したのは、父が「たすけてくれー」と叫んでいたからだ。浜で何もできずにいた私だが、声を聞きつけたサーファーが父を岸までひっぱってきてくれた。
あとにも先にも、これが私たち父子とサーフィンとの唯一の接点。
ロスのビーチの描写を読んで思い出す、茨城の海での出来事。
01/02/15
--------そういう日ということもあってチョコレートをもらったりもしている。
もちろんいわゆる義理なのだが、私は純粋にチョコレートが好きなので単純にうれしい。食べながら箱の中に入っていた商品のしおりを読んでみる。
青い空にうかぶやわらかな雲、白い波にゆらぐ陽の光。
ここは、アメリカカリフォルニア州、Ｌ．Ａ．コースト・レドンドビーチ。嘘をつけ、ここは埼玉だ。
おいしくチョコを食べていたのに、しおりを読んだばかりにまたも試練が訪れる。「Ｌ．Ａ．」の部分には「ロサンゼルス」とルビがふってあったりして、小ばかにされたような気にもなっている。５月１日からは埼玉県さいたま市。ロスとの距離はさらに遠ざかっていく。
01/02/14
--------今年に入ってからこのコラムにめっきりうんこのことを書かなくなった。特に２月になってからは１度も書いていない。実は「テーマパーク4096はうんこの話ばっかりだ」と評されているのを目にする機会があり、それ以来自分のうんこにすっかり自信を持てなくなってしまっているのだ。
確かに、たやすく笑いを取りやすいうんこ話は濫用するべきではない。うんこを語るにしても自分なりに新しいうんこ像を提案してきたつもりだったが、やはりあまりにも多すぎたのか。
もちろん、うんこの話を書こうと思えば今すぐにでも書けそうな自分がここにいる。
だが、ここで自分からうんこにアクセスしてしまうのはあまりにも軟弱だ。こちらから手を差し伸べるはもうしばらく控え、うんこ自身が自力で這い上がってくるのをじっくりと待ちたいと思う。
01/02/13
--------日本橋のスターバックスで書いているよ。
風邪気味なので鼻をかむと、同じタイミングで店内からズバーッという音が聞こえてきた。隣の隣のテーブルの男性も鼻をかんでいるではないか。小さなシンクロニシティにちょっとした親近感。
男性はベージュのチノパン、白いシャツにグレーのジャケット。どれもこれもユニクロでは見たことのない服ばかりだ。親近感が薄まって行く中、向かいに座っている長身の美人と話をしていることで断絶は決定的に。
「それは水かけ論だよ」
「もっとポジティブに」
「ニューヨークにいたときはさあ」会話の断片を拾っては書きとめてみる。おしゃれなカフェにいてもひきこもりエンジンは全開だ。
本日火曜日はトラベル@niftyの「たそがれ行き止まりだより」更新日です。よろしければご覧下さい。
01/02/12
--------石焼きビビンパを食べた。
私は野菜ビビンパを、同行の知人はカルビビビンパを注文した。やがて熱せられた石の器に盛られた２つのビビンパがやってくる。そして肉が石の器に押しつけられジュージューと音を立て、おいしそうなにおいを立てる中、私は黙って野菜ビビンパを食べた。
日頃、肉だ肉だと騒いでいるのは否定しないが、そんな私にも野菜気どりをしたい日もある。
肉を横目に野菜ビビンパを食べた。それで後悔はなかったし、間違いなく私は満足していた。念のために言っておくが、カルビは当然牛肉であるにも関らずだ。
私が惹かれているのは肉そのものではなく、肉という現象なのかもしれない。
01/02/11
--------先日ケミカルウォッシュのことを書いたが、それが何かわからないというメールをいただいた。
ケミカルウォッシュも若者たちは知らないほどに駆逐されてしまったかと思うと同時に、自分も「ケミカルウォッシュとは何なのか」という問いに満足の行く答えができないことに気がついた。そんなわけで調べてみると、こんなページが見つかった。
「イデオロギーや貧富の差を乗り越え、世界中の若者をとりこにした加工法」
これがケミカルウォッシュの解説なのか。ケミカルを調べてイデオロギーとか貧富の差なんて言葉に出会ってしまうなんて。様々な問題で対立し憎みあう者同士も、ケミカルウォッシュを履けばみんな笑顔、笑顔、笑顔。
私もケミカルウォッシュのジーンズを履いて、富める人との溝を埋めていきたい。
01/02/10
--------久しぶりに麻雀をした。
４人のうち私ともう１人が埼玉県民。この人と私のことを心の中で「チーム埼玉」と思いながらやっていた。他の２人は東京都民なので「チームＴＯＫＩＯ」だ。
そしてチーム埼玉は結束しているのかというと、どちらかと言えば互いに足を引っぱりあっているような具合。いや、逆に結束しているからこそ足を引っぱりあうのだと思う。それが私の愛する埼玉らしさ、その隙にチームＴＯＫＩＯはどんどんあがっていく。
麻雀が終わり、チーム埼玉の２人はすさんだ気持ちのまま一緒に埼京線に乗って埼玉に帰る。
チーム埼玉の人と私とは別々の市に住んでいるのだが、５月１日に合併されて同じ「さいたま市民」になる。より強まるチーム埼玉の結束。強くなればなるほど裏目に出がちな結束。
01/02/09
--------今年は「日本におけるイタリア年」ということらしく、昨日は東京タワーが赤・白・緑とイタリア国旗をイメージした色にライトアップされていたとのこと。イタリアと日本の友好はいいのだが、東京タワー本人としてはこんな風に飾られてしまうのは不本意なのではないか。
・ 枯れた屋上遊園地
・ 蝋人形館
・ 古びたみやげ物屋これこそ私のイメージする東京タワー。よくよく考えてみたらこんな場所からテレビの電波が飛んでくるなんてなにか間違っている気もする。
そんなタワーがイタリアンカラーに染められてしまうなんて。
書いているうちに、不本意に感じているのは東京タワーではなくて私自身であるということがわかってきた。
01/02/08
--------「連絡(お母さんへ)」というメールが届いていた。僕は誰のお母さんでもないのになんなんだ、きっと間違いメールだろうと思って読んでみる。
明日８日 しがらみ会 晩飯は、お茶ずけ程度
よろしく 父よくよく送信元のアドレスを見ると父の会社のものではないか。気の進まない飲み会のことを「しがらみ会」と私が言っているのが、父にも移っているのがショックだ。コラムで書いたことはあるが父はこのサイトのことを知らないはずなのに、と思ったら日常会話でも使っていた言葉だったのか。
なんかわからないけどショックだ。
他にも今日は知人にスキーに誘われたりして、感情の起伏が激しがち。
01/02/07
--------「春のパンまつり」なんて遠まわしなことはやめて、「春の白い皿まつり」にしてしまえばいい。
ふんどし姿の屈強な男たちが、わっせわっせとやってくる。肩にかついだ御輿には、でかくて白くて丸い皿。掛け声が裏返ったりしたら、皿でガシャーンと殴られるのが昔からのならわしだ。こんな古くからある趣のまつりなのに、使われる皿がフランス製というのは意外な気がする。
祭りのクライマックスは隣町との皿合戦。飛び交う白い皿、散らばる破片。このときばかりは白い皿さえ真紅に染まる。
どうしてこんなに私がなじめない祭りになってしまったのか。白い皿も不遇だ。
01/02/06
--------職場の人に「もう立春も過ぎたねえ」と言われて、真っ先にヤマザキ「春のパンまつり」のことを思い出す自分がいる。折々を皿で感じる季節感。今年も白い皿がもらえる季節がやってきた。
調べてみたら今年は「白いモーニング皿」がもらえるらしい。
人気アイドルグループを意識しているかのようなネーミングには賛同しかねるが、今年もフランス製というのを確認して安心もしている。昨年は「大きなワンディッシュ」という大きさを強調したものだったのに対し、今年は白さを強調。やはり白さあってのパンまつりだと思う。
だが、来年は「大きなモーニング皿」になるのかもしれない。「大きなワンディッシュ」の前は「白いワンディッシュ」だったからだ。
ヤマザキ社内でも白さ派と大きさ派に分かれて力の均衡を保っているのかもしれない。
本日火曜日はトラベル@niftyの「たそがれ行き止まりだより」更新日です。よろしければご覧下さい。
01/02/05
--------「盗撮！バーベキュー」という企画を考えてみた。
バーベキューを楽しんでいる家族や若者にこっそり近づき、望遠レンズで焼けている肉や野菜を撮影するのだ。そしてその写真をウェブにアップし、肉のたたずまいや野菜の焼け具合についてコメントをつける。
ほとばしる肉汁をねたみ、焼き疲れた野菜に自分を重ねる。アートというものはいつだって自己表現の変奏曲だ。
ときには木陰から飛び出し、地面をごろごろと転がりながら撮影してみたい。
01/02/04
--------バイトをしていたファーストフードコーナーの隣には、サーティワンアイスクリームが入っていた。
ケミカルな制服を着ている私に比べ、サーティワンのバイトの女の子たちはちゃんとしたロゴ入りのキャップとエプロンを身にまとっている。そんな彼女たちはソフトクリームを巻いたりやきそばをいためて仕事に励む私のマドンナ的存在だった。
だがしかし、私はどんな制服なのか分かった上で、バイト先としてケミカルを選んだ。どんな誇りを持てばいいのかはわからないが、自分の選択に誇りを持っていたい。
そしてケミカルな制服を着た先輩バイトの女の子に、ソフトの巻き方ややきそばのいため方を教わった。私の作るくずれたソフトやこげたやきそばにこそ、ケミカルな輝きがある。
何度読み返してもわかりにくいポエムなのだが、これが僕の青春のひとこまだ。
01/02/03
--------ショッピングセンターのファーストフードコーナーでバイトしていたことがある。
その店の制服、単にかっこ悪いと言うくらいでは追いつかないせつなさのデザインだった。当時は不満に思いつつ働くばかりで客観的にとらえることができなかったが、今になってかっこ悪さを例えて言うなら、ケミカルウォッシュのジーンズを履いて仕事をしていたということになるだろうか。
いや、制服はシャツだけでズボンは自前のものでよかったから、正確に言うのならケミカルウォッシュのＧジャンを着せられて仕事をしていたことになる。
ケミカルＧジャン。自分で例えてみたのだが、そんなものの実物なんて見たことがない。
でも、ケミカルＧジャンが制服の店がもし本当にあるのなら、行ってみたいと思う自分もここにいる。上下ケミカルならさらに可だ。
01/02/02
--------ユニクロ率という言葉を考えていた。
今日の私の服装は、靴下・インナー・セーターがユニクロだった。パンツとアンダーシャツはユニクロではなかったので、ユニクロ率60％だ。意図してコーディネートしたわけではないのだが、なかなかのスコアだと思う。ユニクロフルハウスと言ってもよい。
だがしかし、惜しむらくはユニクロのパンツもたくさん持っているのに今日は履いていなかったことだ。履いていれば80％、ユニクロフォーカードだったのに。
そう思って書き始めたのだが、読み返してみるとこれでは私はズボンを履いていないことになるではないか。ああ、すっかり忘れていた、今日のズボンはユニクロじゃない。
ユニクロ率が50％に下がってしまった。
ユニクロ率が…。
01/02/01
--------お正月に録音機能つきの腕時計を買ったんだ。
ボタンを押して内蔵マイクに向かって話すと30秒まで録音できる。なにか思い浮かんだときに、メモを取る準備などすることなくスマートに情報を記録。メモしないで覚えているつもりでいても意外と忘れてしまうことが多いから、浮かんだアイデアを逃さないためにもすばらしい道具だ。
そして私は、「焼肉以上バーベキュー未満」などと録音している。
それも仕事帰りの混雑した電車の中でだ。
混雑した電車の中ではメモ帳とペンを取り出すことも困難な場合がある。そういう意味でも非常に実用的な手段を手に入れたと言えるだろう。
なにかに気付くべきところがあったとしても、気付かないフリをして通り過ぎてみる。