大宮公園  oomiya park  埼玉県大宮市

●ビバ桜

  桜の時期に取材に行ったため、このような写真になってしまった。一年中写真のように出店が出ているわけではないし、ましてや一年中桜が咲いているわけでもなない。確かに規模が大きく、通常時でもさみしげなフレーバーは弱いのだが、かなりの数の桜が植わっているため、それにつられ人が集まり、浮かれた雰囲気が充満していた。管理の手がよく入っており、それゆえ放置自転車や粗大ゴミなどは見られなかった。缶飲料の自動販売機にも定番商品しか入っておらず、そのうえ花見プライス(130〜150円)が設定されており、みどころなさげ。

●カメハメハ式労働

大宮公園は大規模な公園で、設置施設も数多い。これは、ボート池乗り場付近の写真である。ご覧いただける通り、かなり天候に左右される。漁師以上かもしれない。ボート家業を生業とするには相当の苦労があるだろう。取材した日は好天だったが、風が強かったためボートは出されていなかった。また、「本日終了」の文字を確認できるだろうか。写真ではわからないが、よく見ると、「終」の字の点が一個多い。点の向きが逆と言う誤字はこれまで見たことがあるが、一個多いと言うのは初めてだ。悩みでもあるのか。

●コインライドはスポーツなのか

やはり付帯施設の「大宮公園児童スポーツランド」である。写真では「ヌポーツランド」にも見えるが、「スポーツ」である。たが、硬貨を入れて動く乗り物は、スポーツなのだろうか。非常に微妙なところであるが、仏像は公園だなどと言っている当サイトに批判する資格はないだろう。このそばには、すべり台などの遊具が置かれており、幼児のたまり場となっている。この日は、いくつかある対面式ブランコが満席で、そのすべてがキーキーと切なげな音を発していて、「やめてくれー、もうやめてくれー」と言っているようにも聞こえた。

●アニマルも

左の写真ゲートを抜けると、大宮公園動物園だ。別に入場料を取られるわけでもなく、本園とシームレスに行き来できる構造になっている。ヒグマ・猿・たぬきなどもいるが、メインは鳥類で、人も入れるケージが用意されている。ケージ内には「上からとりのふんがおちてきたらごめんね」と、緊迫感のある内容の割にはなれなれしい語調の看板が立てられている(写真中)。取材中、爆撃は見られなかったが、下を見ると通路のはじにふんのあとが大量に見られた。なぜはじだけに集中しているのか？   他のものはすべて人間を狙撃したという結論は、考えるだに恐ろしい。

●こまかい謎

  花見の時期ということもあってか、しょんぼり感が感じられず残念だった。写真には撮らなかったが、「ザ ディズニー焼き 本店」というお焼き系菓子の出店が出ていた。定冠詞も謎なら、本店も謎だ。(99/04/02)