隅田公園  sumida park  東京都台東区・墨田区

●春の輝き

  隅田公園は隅田川を挟んで、台東区･墨田区をまたいでいる公園だ。規模も大きく、様々な遊具も充実していて家族連れなども多く見られた。ただ、取材した日はあふれかえっているごみ箱が多数あり、散乱しているごみも目に付いた。
  写真は言問橋から撮影したものである。ご覧のように隅田川のほとりにはたくさんのハウスが林立している。ハウスには多くの建築手法があるようだが、隅田川周辺で見られるものはかちっとした作りのボックス型のものが多いようだ。

●黒目がち

  対面可動式のコアラライド。大久保団地にも同形式のコアラライドがあったが、完成度はこちらの方が低いように感じる。黒目がちと言うより黒目しかなく、それをつぶらと見るか手抜きと見るかは人によるのだろうが、私は後者に感じてしまう。
  耳も少しおかしい。某有名ねずみみたいな感じのする耳だ。

●語らいのひととき

  上と同形式のパンダライド。こちらの方がモチーフへの忠実度が高い造形だろう。仰向けのパンダにまたがるスタイルだが、マウントポジションではなく、パンダと戯れる楽しいひとときを過ごせそうなライドだ。
  目が細いのは写真のせいではなく、実際に細い。鼻周辺のふくらみが大き過ぎ、顔全体を圧迫しているのだろう。

●骨ライド

  きれいさっぱりぶっ壊されたライドだ。中央区のパイクライドと違い、完全に主要部品が取り去られている。ここまできれいにするのは何らかの工具が必要だろう。
  しかし、だからといって、乗って揺らして遊ぶというライド本来の目的が損なわれていない点は注目に値する。そういった意味では、ライドの原点を改めて感じさせるモデルとも解釈できる。

●使途不明

  なんだかわからない遊具だ。なんだかわからないので、もともとこういうものなのか、破損してこのようになったのかもわからない。稼動するようになっているのだが、下に水たまりがあることから容易に近づくことができず、検証不充分だ。
  他のところは前日の雨も完全に引いていたにもかかわらず、ここだけは水たまりがしっかりと残っており、孤高を保っていた。(99/05/16)